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『輸』これは、人間社会の基本であり、また私達の住んでいるこの地球の根本ではないだろうか。水が地球を循環して私達に恵みを与えてくれる様に、税金も社会を循環している。
私の母はホームヘルパーを行っているが、『ホームヘルパー』と一言で言っても、その仕事の内容は様々だ。介護する家や、介護の内容も介護するお年寄りによって全く違う。毎週、又は毎日適うものなので、介護するお年寄りとしっかり向き合っていかなくてはいけないのだ。
ある日、そのホームヘルパーの母が私にこんな事を話してくれた。「今まで全く言う事を聞いてくれなかった介護をしているおばあちゃんが、今日やっとほんの少しだけど聞いてくれたんだよ。」とうれしそうに話していた。私もこの話を聞いてうれしくなった。介護という仕事は以外にも重労働で、また根気のいる仕事である。だから、とてもきつそうな母を見る時もあるので、余計にうれしくなった。
では、ホームヘルパーの母と、母が介護しているお年寄りを結ぶものとは一体何だろうか。それは、私達日本国民が納めている『税』ではないだろうか。
私が持つ税のイメージは「難しい」だ。できたらこの先、消費税以外とはあまり関わりを持ちたくないとさえ思う。ではなぜ「難しい」と考えてしまうのだろうか。もしかすると、社会が様々な変化をし、『税』が多様にそして複雑になったからではないだろうか。だから『税の循環』も、それと同様に複雑かつ多様になったのだ。そして社会と税の関係が複雑になればなる程、様々な問題が生じる。それをテレビなどのメディアで知る事で、頭の中で「難しい」「関わりたくない」と、ますます反応してしまう。では一体私達には何が必要だろうか。何をすべきなのだろうか。
私が思うには、まず『知る事』が第一歩だと思う。今、私達の日本社会はゆれ動いている。つい先日衆議院が解散した。その原因は「郵政民営化だ。」と聞いて、この郵政民営化をしっかり説明できる人はどれだけいるだろうか。どんなメリット・デメリットがあるのかという事、私達の生活とどのように関わるのだろうかという事。私の母にもそんな質問をしてみた。しかし、あやふやな答えばかりであった。だからまず私達が社会と関わっていくために必要なことは『知る事』なのだ。
しかし、それだけでいいのだろうか。私は税金の中で生きていく人との関わりが大切だと思う。税金を納める事で始まる税との関わりは、めぐりめぐって私達の身近なところに戻って来ている。税があるからこそ私達の社会があり、社会があるからこそ私達がある。そうやってすべてが循環し、「輸」のようになっているのだ。この税と私達の生態系のような関係を良くするも悪くするも私達次第だ。
今の私にできる事。それはまず『知る事』だ。税というもの、社会の仕組、日本の仕組を知り、その中で生きていくために学校という場所で勉強している。そして税を通して私が思った事は、自分自身で気づかないうちに様々なものが自分のために動いてくれているという事だ。例えば学校に通う事一つにしても、沢山の税が自分のために使われている。その税を納めているのは国民なのだ。父であり、母であり、近所のおじちゃんやおばちゃんである。そういう事にもっと感謝する事が大切な事であると私は思った。税は水のように社会を循環し、水が恵みを与えてくれるように幸せを与えてくれる。この税と社会と私達の『輸』を断ち切らないように、自分の将来をしっかり見つめていきたいと思う。今の自分の環境や周りの人にもっと感謝し、またその関係を大切に思う事で私達と日本と地球の可能性は無限に広がっていくと思う。 |
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