〜 見聞録外伝〜
ぬりかべ100`ウォーク体験記〜
いつもの見聞録と違い、文字主体の上に言葉遣いも違うのでご容赦を。
それでは早速、↓から長文なので宜しくお願いします。
・前日準備
前日の予報では土日の天気は曇り時々晴れ。
理想的な天気である。
これで当日の荷物は
リュック
シャツとタオルと靴下2枚
湿布
ラジオつき万歩計(ウォーク部からの贈り物)
登山用ステッキ2本(ぬりかべ弟からの提供。ありがとう!)
レインスーツ(上のみ)
テーピング(柔らかいもの)
ヘッドライト(夜用
以上!(えぇー
道すがら水分・食料は補給できるので荷物を軽くする方向でこのチョイスに至る。
・当日:出発準備
夜の9時か三度寝して体調万全のはず・・が、体育大会の無理がたたってふくらはぎと腰に怪しいはりを感じる。前もってテーピングで対策を立てる。
・家からの出発
村から鉄道で出発!・・のはずが駅の時刻表を見たら
出発は50分後。仕方がないので電車の本数が多い先の駅まで車で移動して乗ることにする。この時点で今からの100`に
暗雲たちこめまくり。
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隣町の駅より出発 |
・列車にて
乗ってみると・・・いるいる。それらしき、つーか明らかに100`だろ?とゆう方達が。ついでに座った座席のとなりの方から
「100`かい?」と声がかかる。
オーイエース。
・いよいよ出発
声をかけてくれたKさん(仮名)の案内で出発地点の行橋正八幡宮にたどりつく。
その間、Kさんからは色々と100`に関んしてお話ができたが、
実際の完歩率は6割だが、初参加者の完歩率は25%であること。
中津のチェックポイントまで辿り着けなければ来年の出場資格がなくなることなど、如何に過酷な大会であるかを再確認する。
境内は出発30分前だったがすでに人だかりで凄い状態に。
受付をすまし、記念に100`バンダナを購入。
軽い昼食を買って境内にお参りをすませていたら
サンプルのNくんに遭遇。毎年、会社の関係で参加しているらしい。で、毎年宇佐でリタイヤしているらしい。
理由は
「次の日チームの練習だから」納得である。
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わらわらわら。 |
・いよいよスタート
なんだけど、参加者1900名弱に対してゲートが狭すぎるため大混雑が発生。いきなり出鼻をくじかれる。かくいう本人はひとがいなくなるまで境内で時間を潰していた(笑
んで、頃合を見計らってゲートをくぐるとまたまた知り合いに遭遇。
ボランティア時代に同じボランティアグループとしてお会いしていた
Mさんだ。
今回100`ウォークのスタッフとして参加しているそうだ。そういや小倉東○ータリークラブが後援しているから○クトクラブ(ロータリーが支援する若年者のクラブ)に声がかかるのも当然か。
しばらく話し込んだあと、
「次は日出で待ってるよ」と別れ際にMさん。
爽やかに酷なお土産をくれる。これでギブするわけにはいかなくなった。
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スタート地点ゲート。
カメラの人が首に巻いているのが100`記念バンダナ |
・まずは軽く行橋→箕島→豊前市
この日は適度な曇り空でウォーキングにはまさに適した日であった。
しかし、1900人の人間がウォークする姿は圧巻。
まさに大名行列。いや、人垣の万里の長城か。
河川敷で列の終わりが見えなかったときは軽い眩暈におそわれる。いったいどんだけいるねん。
そんな時ウォーク部部長から電話が鳴る。
本当は同じく別府に向かっていたであろう部長だったが、
今回は娘の運動会のために参加を断念。しかしこうして連絡を入れてくれるあたり流石部長である。
「もしもし。」「おぉーい別府に着いた?(酔ってる)」「切るよ。」ひやかしである。
こうして河川敷→田園地帯→砂浜→自衛隊基地のところでコカコーラの販売所でコカコーラのスタッフが特別割引でジュースを販売していた。この日は曇りとは家日中の温度が高く、ウォーキングで体が暖かいので上着を脱いで半袖シャツのままウォーキング中(着ている長袖は最後までお荷物となるこはこの時知る由もない。それでも喉が渇くのでこのようなジュースの販売は本当にありがたい。お茶くださ〜い。ありがとう・・・って、なんと
トータスの直さん!初手から知り合いに会いすぎである(笑
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河川敷だけでなく砂浜も歩く |
制服姿は新鮮でした |
・豊前市→中津市(35`地点)
思いのほか足のほうは順調だったが、すでに中津駅に着いた時には日が暮れていた(午後9時)
ここで中間地点のチェックを受けたあと、ウォーク部部長に状況を連絡する。
もう少ししたら応援に来てくれるそうだ。
ここで先のNくん(今回はここでギブ)に別れを告げ、休憩も僅かに再出発。
晩御飯を取る場所はあらかじめ決めていたのでそこで大休止するためだ。
ここからひたすら国道10号線を歩いていく。中津市はよく飲んだあと、歩いて帰っていたので歩いていて気が楽だった。どうやら道を知っているほうがウォーキングとしては楽らしい。
その後夕食地点のモスバーガーに辿りつく。ここも中津に住んでいたときによく利用していた。
ここでトイレと休憩をとりつつゆっくりと夕食を食べる。
店員さんからは
明らかに「がんばってくださいね」って顔をされる。有難いことである。
・中津市→宇佐市中心部(50`地点)
いよいよここらへんから過酷になっていく。
まぁ、まわりに人がいるから気は楽だが。
ちなみウォーク部部長が事前情報で
「最後の10`はみんなしゃべらなくなる。それぞれが限界だからしゃべる気力もないから。」と聞いていたが、
すでに誰もしゃべんないぞ。
そんな思いの矢先、50`地点に到達。ひっそりと目印のゴミ箱が置かれていた。なんかもうすこし特別扱いしても良いんじゃないかな。それとも100`にとっちゃ所詮、通過点なのか。
ここで靴下を履き替え、痛みの出だした足首に湿布を貼って、最終兵器登山用ステッキを組み立てたところで部長から連絡が。
「宇佐とおーい。」貴様が言うな。そんなこんなで部長と合流。有難いことにエアーサロンパス、リポD、タオル、眠気対策ガム、弁当まで頂く。本当にありがとう。そしてその後、ある頂物が凄い効力を発揮しようとは・・部長と休憩をかねて話したが、部長曰く、LEDランプ(事故防止用のランプ。参加者に無償で配られ装着が義務付けられた。チカチカ光る)列がここに来るまでいつまでも続くおもしろいことになっていたそうだ。
後日談であるが、部長曰く夜のウォーキング集団は赤い点滅の列がいつまでも続いていて
「まるでオームのようだ」ったとのこと。
「ババさまー巨神兵しんじゃった。」
「それでいいんじゃよ。」
ナウシカかい。
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参加者に支給されたLED安全灯。
これをリュックに付けて歩く。 |
夜はこんな感じ |
・宇佐チェックポイント(60`地点)
すでに時刻は0時をまわる。
宇佐のチェックポイントまではこれといった店がなく、ヘッドライトを頼りに道を辿る。
人の列も大分間隔が空いてきた。
その後、やっとのことで宇佐のチェックポイントに到達。時刻はおそらく午前2時すぎ。
足の痛みは大分出ていたが登山用ステッキで宇佐までの道を乗り切った。
少々反則であるが杖のおかげで足の負担が半減できているのである。
だからといって足の疲労は確実に溜まってきているわけで膝と足首の痛みが増している。
ここがゴールであって欲しかった。
いや、本当はここが真実のゴールなのでわ(思い込み)
つーか宇佐のチェック地点は色んな意味で参加者の心を折らせてくれたと思う。
宇佐のチェックポイントは宇佐平野にポツンとあるデイリーストアが目印だったんだが歩けど歩けどちっとも近づかない有様はまるで砂漠の蜃気楼のようで、着いても休憩者の山でごったがえしているわ、休憩用の仮眠用バスが用意されていたのだがはその名も
「ゆうわく号」秀逸である。
20分ほど寝た(気絶?)した後、出発していく人たちに触発され、何よりも
「日出で待ってる」と言ってくれたMさんを頼りに再出発。
ちなみに日出は85`地点である(泣
・立石峠〜75`地点のファミリーマート
宇佐のチェックポイントを通過後、ほどなく緩やか。いや
、真綿で締めるように苦しめる坂道が待っていた。それは
100`ウォーク三大峠の一つ立石峠。時刻はすでに4時をまわり、眠気に襲われ精神的にもきつくなってきた。街頭は皆無に等しく、参加者のランプと用意してきたヘッドライトなしではとても歩けたものではない。景色を楽しもうにも
あたりは真っ暗。寂しいことこの上ない。
ここでラジオつき万歩計の出番である。
これで夜のさびしさを紛らわそう。
早速イヤホンを耳に当てる。
・
・・
・・・
・・・・
電波がはいらねぇ。
ここでラジオつき万歩計はただの万歩計と化す(泣
ここらでやめても誰も文句を言わないかな・・・と思いつつ空を見上げると満点の星空。
オリオン座が輝いて見える。少し元気が出た。
立石峠を越えたあたりから空が白みはじめ、山香町に着く頃には夜が明けた。
70`地点で休憩をとっていると
ご年配の方(おじーちゃん)が話しかけてきた。夜の寂しさも手伝って会話が弾む。しかし、
この後色んな意味でこのおじーちゃんとドラマをおこすことになろうとはこの時知る良しもない。そんな中、恐れていた雨が降る。レインスーツ・・
部長に預けたんだった(泣
しかし、幸いにも小雨だったのでこのままいくことにする。
つーか昨日からシャツを替えていないんであるが。もはや気にならない。
ファミリーマート着。朝食をとったあと、部長に定期連絡。
「あと四分の一だな。」その四分の一がかなりやっかいなんだが。
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山香町での夜明け |
参加者でごったがえすファミマ |
・第二峠〜七曲越え
すでに足は限界にきていたが部長からもらったエアーサロンパスで難局を乗り越えていた。
足の痛み→スプレー→痛みをごまかす→足の痛み→スプレー→痛みをごまかすの
無限ループ。
スプレーはもはやドーピング的扱いに(笑
ついでにいうと、足全身にスプレーをしたあとズボンを履くと、
揮発成分がもろに○ィンポにきてえらいことになった。ここの刺激はいらない。
がしかし。それだけで乗り切れるほど甘くはなかった。
定期地点でもないのにバナナとお菓子の無料配布に遭遇。
バナナを両手に持ったおねーさんが「どっち?」的なリアクションをしていたので
「両方!」と答える。まだまだ当人余裕があるようだ。
ちなみに「おねーさん!」と答えかけたのは秘密だである。
・・楽しい時間はそれまでだった。
最後に
「杖」を渡される。(当人はステッキがあるのでいらず)
頭に?が浮かび、目線を先にやって目がくらんだ。
急な斜面の林道が待っていたからだ。ここにきて山登りか。
ここ通称七曲は国道の歩行禁止区域の迂回路なんだが
迂回ついでに一山越えてしまうとゆう危険なもの。
グチも言ってられないので覚悟を決めて出発。
・・・すると、不安とはよそに意外なことがおこる。
斜面を登るのが楽。てか足が痛くない。驚くほどに。
どうやら使う筋肉の部位が違うらしい。
とゆうわけで一気に七曲を登り切る。山登りでこんなに幸せを感じてしまうとは今後もうないかもしれない。・・・が、
下りは地獄だった(泣
下り途中、くだんのおじーちゃんと遭遇。いっしょに休憩しながら話していると色々とお話がきけた。おじーちゃん
御年80歳の最高齢参加者であること。この道20年のベテランであり、今日は誕生日なんで是が比でもゴールしたい。
つーかゴール地点に記者呼んでるんでゴールしないわけにはいかない。とゆうなんとゆうか豪儀な話である。つーか80歳で100`はすげーよじーちゃん。その後、同時に休憩したところからスタートしたおじーちゃんと当人31歳のおっさんは
ペースの違いはあれどデッドヒートを繰り返すことになる。
・ハーモニーランド(赤松峠)〜85`チェック地点
七曲の峠を降りた後は最後の峠である赤松峠・・・なんだが目の前にはハーモニーランドが見え、
遠くに見えるメルヘンと目の前のギャップに精神的に打ちのめされる。
目の前のおとぎの国を見ながらきつい坂道を登るのはなんか貧乏人が窓際から貴族の食事を眺めているようだ。
なんか無償に腹が立ってきた。
この怒りをバネに立石峠の倍近い坂道を歩く。歩く。歩く。
ある・・・
なんか色々とごめんなさい(えぇっ!?)
もう謝りたくなるくらいの坂道である。
足の痛みはマキシムであり、一歩一歩が泣けてくる。
そして目の前に見える優雅なお城や観覧車。やっぱり腹が立つ。
こうして峠の頂上付近で雨が降ってきたので高架橋の下で休憩をとる。
すると、休憩中おじーちゃんが追いついてきた。同じく一休み。再び会話モードに。
聞くに、足は大丈夫なんだが不安をかかえていた腰がいよいよきつくなってきたらしい。
さっきから「く」の字で歩いていたのはそのためか。
持っている杖でなんとかしのいでいるができればもう一本ほしい。七曲で杖2本で登った時にかなり楽だったから(七曲通過後は杖を返却するのが決まり)とのこと。
自分の杖を貸してあげたいのは山々なんだがいかんせん、杖なしで自分の体重を支えるには自信がない。申し訳ないがここはおじーちゃんにがんばってもらおう。・・・と同時にスタートしたら、
おじーちゃんペースはぇぇ。杖いらねーじゃん。
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赤松峠。写真ではわからないが奥に観覧車を臨む |
そんなこんなで息も絶え絶えに85`到着。
約束していたMさんと再会。
ここまできたのもあんたのせいだ(笑 ついでに電車で知り合ったKさんとも遭遇。Kさんはかなり余裕のようだ。
その後、用意されていたビニールシートに文字どうり倒れこむ。
小雨が降っているが
もう「そんなの関係ねぇ。」 ここで持っているテーピング全部を使って膝の補強・エアーサロンパスのドーピング・マッサージをしたあと寝る。30分後、いっしょに着いたおじーちゃんが出発するというので続くようにのろのろと出発する。もう歩きはじめはドリフの志村けんみたくガクガク、プルプルである。
・〜ロイヤルホテル(91`地点)
出発後、ほどなく別府湾が見えて来る。
別府に着いた・・・感慨もひとしおである。
あと10`以上あるんだけどな(泣
ここにきて足のペースは出発時の半分ほどに落ち込んでいた。
足を休ませる回数が極端に増えているためだ。上半身は元気なんだが下半身はかなりボロボロ。そんなわけで早く着きたいあせり⇔思うように進めない足のギャップに悩まされる。
そこで、思い切った決断に出る。足の痛みよりも足の早さを重視し、それまで使っていた杖をリュックに収納して歩きはじめてみた・・・たしかに足は痛いがペースは上がった。
よし。残りはこれでいこう。・・と歩を進めた矢先。休憩しているおじーちゃんが(笑
実はこれ、
当人・・・・・ペースは遅いがなるべく休憩をとらずに歩く。
おじーちゃん・ペースは速いが休憩が頻繁。
のため、抜きつ抜かれつを繰り返していたのだ。
しかし、おじーちゃん、腰が限界らしく、かなり休憩回数が増えており苦しそう。・・・とゆうわけで収納していた杖を一本貸すことにする。
かくして80歳のおじーちゃんと31歳のおっさんとの間に友情が芽生える(笑
元気を取り戻し、出発するおじーちゃん。
心からゴールを願う。と、足を踏み出した矢先、
左足首に激痛が(泣
・〜ゴール(100`) に向かって
溜まり溜まったものが出たのだろう。
他の部位を忘れさせるほどの痛み。
多分、序盤でこんな痛みが出たら間違いなく
ギブと言っている。
すわりこみドーピング(エアーサロンパス)プシュー・・・スー。
切れた。(大泣)
少ないのこりを指につけて塗りこんだが大した効果もなく、痛みを抱えたまま歩く。
ここで杖の復活である(杖を2本持っているので)しかし、ちっとも進まない。
はっきり言って今の速度はせいぜい時速2キロ〜3キロだろ・・・ってー!(痛)と考えを打ち消すかのように襲ってくる足首の激痛。思わず唇を噛締めて歩く。
これで目も必死なんだから他人から見たら
確実にメンチ切ってる顔だったろう。
別にケンカを売りたかったわけではない。
そんな時、部長から連絡が入る。
「別府湾は見えたかい?」見飽きたわ!!(キれてる)
こんな足の状態だとちょっとした陸橋でも立派な難所に。
橋の下を見下ろして、
「ここから飛び降りたら楽になるだろうか・・」とも思ってしまう。
軽くヤバイ。
そんな中、中年の二人組みの方から声をかけられる。
「にーちゃん、大丈夫か?あと少しだから頑張れよ。」
これには助けられた
。何気ない言葉かもしれないけれど、苦しんでいた当人には本当に励みになった。
そして見えてきた別府タワー。
あそこがゴールだ。見えるだけでまだまだ向こうだけど。
でもゴールが見えた。
ちょっと涙目になる。
そして別府タワーに向かって、向かって、足は本当にいたいけど奥歯まで噛締めて目つきはますます険しくなって、100メートル手前。スタッフの方達の出迎えが。
「この先を曲がって先の公園がゴールですよ〜」
曲がると別府駅手前。いつもの週末の雑踏だ。
知らない人には奇異にうつったかもしれないし、知っていた人にとっても
「大変だね〜」にしか思っていないだろう。現に参加するまでそちらの立場の人間だった。
けれど今、もうすぐ100`を踏破するとゆう目標のため
かけがえのない時間を過ごしている。
いつもだったら何気ない一日だけれど、今日はちがう。
ゴールの海門寺公園に辿りつくと、先に着いた参加者の皆さんが拍手をかけてくれた。
今だったら誰にでもありがとうといいたい。
そしてゴール!ゴールの矢先にはあのおじーちゃんが新聞記者のインタビューを受けていた。
おめでとうじーちゃん。じーちゃんと挨拶を交わし、受付を済ませ、記念品を受け取り、公園の芝生にねっころがった。しばらく寝かせてくれ。起きて朝になっても文句は言わないから。
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ゴール地点の様子 |
万歩計は99999までしか表示できなかったので、実際の歩数は111913歩である。 |
・遠足は家に帰り着くまでが遠足である
かぽーん。
過酷だった100`ウォークを無事終えてその日の午後八時。
当人はまだ別府にいたりする。
さらに言うと素っ裸で露天風呂から別府湾を一望している最中である。
かぽーん。
別に別府に宿をとっているわけではない。
なぜここにいるか?
その理由は100`ウォーク終了後に遡る。
芝生に倒れこんだあと1時間ほどして起き上がる。
う・・・体がまるで石のよう。
経験的にこういうときは温泉に入るのが一番だ。
ましてここは温泉の町別府。
早速、近くの海音寺温泉に入る。
この温泉、温泉とゆうよりは昔ながらの銭湯と言った方が似合う昔ながらお風呂である。
中は100`の参加者と地元の常連でごったがえしている。
当人はその隙間に入るように体を洗う。
そんな最中、常連の方から一言
「今日は人が多いね〜何があったんだい?」 この一言を皮切りに大いに会話が弾む。特に100`参加者同士、妙な親近感が沸いたのか大いに盛り上がった。
互いの苦労、互いの感動、お互いに分かちあって海音寺温泉を後にする。
来年もまたここに来ようと決意を新たに。(体はボロボロだけど)
で、会場に戻ると大会も終わり、片付けがはじまっていた。兵どもが夢の後。
参加者にとっては100`は終わっていたがスタッフの皆さんにとっては100`は片付けが終わるまでが真の100`である。。
ボランティアクラブ時代、一度主催者側にまわったことがありその時の苦労が思い出される。
こうやって完歩できたのもボランティアの方々の助けがあるからこそ。感謝、ただ感謝である。
そうこう思っているうちに会場の片付けは大体が終了し、本当に終わったな〜と、改めて感慨に浸っているとMさんが引き上げにかかっていた。
ここで当人ピンと閃く。
予定ではこのまま別府駅から帰る予定だったが、
Mさんの家は行橋方面。
なので途中まで送ってもらえまいか。
早速Mさんにお願いし、快く承諾を得る。
ありがとうMさん。
ただ、これから仲間内で温泉に行くがどうか?との問いに二つ返事でOKし、今に至るとゆうわけだ。
ちなみにここは○ノイパレスの大露天風呂。入浴料二千円の別府でトップクラスの温泉である。
ここは値段だけの価値があった。
山手一番の場所からの露天風呂は別府湾の夜景が一望でき今日の感慨とあいまってなんとも言えない気持ちになる。
まーでも100`の後にここまで別府を満喫して帰るヤツはいないだろうな(笑
こうして温泉後、Mさんの車で中津駅まで送ってもらい、電車を乗り継いで家に帰りついたのは日付が変わって午前1時。
家に帰り着くまでが遠足だ。の鉄則から言うと真のゴールである。
その後、リュックの中身をある程度片付けると頂いた完歩バッチを見て思わず笑みが。
来年もこれをゲットしたいなと決意も新たに布団に倒れこむ。
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・
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・・・100`のために買ったリュック6,800円。
道すがら買った食料と水約5,000円。
まったく役に立たなかったレインスーツ17,000円。
100`を踏破して得た感動(プライスレス)
・・・お金では買えない価値がある。○スターカード。
どんだけ長いCMかい。
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丸いやつが完歩記念バッヂ
(隣は42.195`ウォークの時のもの)
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